新・さ迷える転職大変記 第17話 「ついに逆転か?」

二次面接まで進んだ八丁堀の開発会社を断ったが、焦りはどんどん募るばかり。

会社の経営が危ないので冬のボーナスも出ない、というかもともとボーナスはあるとしたら年1回夏にあるだけなので、毎年冬はもらっていない。

でも、年末になるとお金を使う場面が増えるので使わないものを売ることにした。
なので、家にある中古のゲームやらを中古屋さんに売った。

さらに、大切にしていたNikonの一眼レフカメラと少し前に買ったKindle paperwhiteもヤフオクで売ることになった。

無事に売れたが、全部で2万ちょっとにしかならなかった。

まあ無いよりはましである。

今年最後の面接

そんな中今年最後になるであろう面接が決まった。

渋谷の会社で、私のいま所属している会社とは駅を挟んで反対側にある。

平日の午前中が面接だったので、会社には午前休をもらってスーツを着て家を出た。

午後からは会社なので着替えと靴を持っていかなくてはならず、結構というか荷物がかなり重い。

渋谷駅の地下街でコインロッカーを捜し、そこに荷物を入れて円山町の面接先へ行った。

まず総務の女性との面接を行い、その後に社長面接である。

証券会社向けの検索エンジンを作っているようで、会社の調子はかなり良さそうな雰囲気であった。

女性、社長ともに笑顔が多い気がした。

仮に入社するとすれば、私はそのフロントエンドの部分でHTMLやJSなどを使うことになりそうである。

10時から始まった面接は11時過ぎで終了した。

手ごたえは良かった気がするが、そもそもそう感じさせるような人当たりのいい社長なのでどうなるかはわからない。

コインロッカーから一旦荷物を出して、漫画喫茶に行き着替える。

そしてまたコインロッカーに着替えを入れてから会社に行った。
これで受からなかったらロッカー代が無駄になるなと思い、わびしい気持ちになった。

受かったが

2日後くらいに面接の結果が来た。

結果は合格である。

さらに年収が上がるという結果、だがしかし。

この会社は給与に占めるボーナスが多いため、月給が下がるという結果に。

どうしようか。

逆転

「年収が上がるのはありがたいのですが、月の給与が下がるのが家庭もあるため非常に厳しいです。少し考えさせてください」

というようなメールを合格メールの返信として出した。

そして、仕事納めの日にメールが返ってきた。

「わかりました、月給を上げさせてもらいますが、その分ボーナスは下がります。もちろん年収は提示したものと同じです」

とのこと。

大逆転である。

家に帰り、妻とも相談し、OKをもらった。

ついに決まった、今年最後の勤務日に決まるとは劇的。

あとは、今の会社を辞めるだけである。

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タワレコにはおじさんばかり

久々に新宿で映画を観て、新宿駅横のFlagsの中にあるタワレコ(タワーレコード)に行ったのだが、おじさんとおばさんしか居なかった。

私は今30代後半なのだが、私と同じくらいかそれ以上の人たちしかいなかった。

私が新宿のタワーレコードに行き始めたのは千駄ヶ谷の河合塾(今はもうない)に行っていた浪人時代のことだった。

その頃のタワレコは私と同じくらいの20代前半くらいからそれ以上までかなり幅広い年齢層がいたように記憶している。

今のタワレコには私より下の世代がほとんど入り込まずにそのままみんな老化した感じである。

たぶん一番若いのはタワレコの店員くらいだった。(お母さんと来ている十代の女の子が少しいたけど)

若者はSpotifyとかAppleMusicとかで音楽を聴いているのだろうか。

CD離れが起きているのは知っていたが、タワレコがおじさんだらけというのはちょっと衝撃だった。

閑散としているのならまだわかる、でもおじさんばかりなのである。

私とそれ以上の年齢の人達しか今のCD市場には残っていないということなのだろうか。

と思ったが、私自身も1年以上CDを買っていない、最近は1年に1枚買うか買わないかというくらいである。
バンバカ買っていたのは10年くらい前までである、結婚したのもあり、今ではCDを買うというよりもヤフオクで時々CDを売っているが、CD離れのせいかヤフオクでもCDはほとんど売れない。

すでにレコードやカセットは嗜好品扱いされているが、CDも同じようになってくのだろう。

新・さ迷える転職大変記 第16話 「カウントダウンは続く」

ついに隣の席の同僚もいなくなった。

サポートの仕事とパッケージ作成の仕事にサイトの仕事、さらに出荷。
もうカツカツです。

倉庫の引越し

そんな中会社から徒歩2分ほどのビルに借りていた倉庫を解約することとなった。
もちろん理由は経費削減のためである。

倉庫にあるものはどうするかというと会社に持ってくるということである。
出荷も倉庫でやっていたのでわざわざ移動しなくていいのは楽だが、会社の3分の1くらいがダンボールに占領されることに。

ダンボールの群れに圧迫されているような感じになり会社の息苦しさは増すばかり。

給料日

隣の同僚がいなくなったが、給料日は来た。
最後から何回目の給料日だろうか。

ほんとうに早く転職を決めたい。

社長の介入

PCソフトのパッケージの見積もりに社長が介入してきた。
想定よりも高いのだろうが、今までだったらOKが出ていたはずの金額である。

このソフトが売れても、数ヶ月会社の命が延びる程度なのだから無理して出さなくてもいいのではないかと思うのだが。

これは発売日が遅れることになりそうだ、発売が遅れると会社を延命するはずの売り上げが入ってこなくなるけど、そこはどうなのか。

見積もりは今まで頼んでいた静岡の印刷会社に加え、関東の印刷会社にも見積もりを出すことになった。

関東の方からはすぐに見積もりが来るが、付き合いの長い方の静岡の会社からは見積もりがなかなか来ない。
見積もりを取るばかりでさらに値下げを頼んでくる上に経営が危ない話も伝わっているのか、もう相手にしないことにしたのかもしれない。

結局関東の印刷会社で印刷をすることになり、静岡の方に断りの電話を入れる。

転職の勉強

Androidアプリを作る本を休日に読みながらサンプルのアプリを作っていたが、本の内容は一通り終了した。

実際に動く自分のアプリの開発を始める。

見せられるものを早く作らなくてはならない。

ECショップのCMSを作っている会社の面接

そんな中、また面接が決まった。
場所は八丁堀にある主にWebデザインをやる開発会社である。

午後に会社を早退して、割とラフな格好で向かった。

小さな雑居ビルの2階と3階を間借りしている会社だった。

簡単なテストを1時間くらい?してから女性社長が出てきて面接をした。

ショッピングセンター向けのCMSを作っているようで、業務は今の私がやっている仕事と大差はなさそう。

おそらくデザインとWebページのコーディングが主な仕事になるようだ。

さらに、残業も多そうであることがわかった。

あまり深い話をした記憶は無いのだが、テストも含めて2時間半くらいの面接だった。

受かるような気がしたが、二次面接もあるようでさらにアクがちょっと強そうな女性社長と合いそうも無いなと思い断る方針。

印刷を止める

PCソフトのパッケージは紆余曲折があったがなんとか関東の印刷会社に決まり、作成が始まっているパッケージをいったん止めろと社長に言われる。
理由は、いつもソフトを売ってくれている販売会社Aが取り扱いをしないかもしれないとなったためである。
なんだろう、こういう恩知らずな行為が他の会社からの信用を無くして今に至ると思うのだが。

だが、またひっくり返りそうだし、もう何も考えたくないのでそのまま帰った。

で、結局販売会社Aではなく販売会社Bが扱うことになる。
うーん。

焦って印刷を止めなくてよかった。

二次面接を断る

八丁堀の開発会社(デザイン多め)であるが、二次面接を断った。
お互い時間の無駄になりそうなので。

ああ、早く転職したい。

カウントダウンは続く。

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新・さ迷える転職大変記 第15話 「カウントダウンが始まる」

またまた、1年ほど間が空いてしまった、今は2019年の1月。
転職活動していた時期は2012年-2014年の間なので記憶が薄れつつあり、もう遠い昔であるが、思い出して書いてみる。

お前の仕事はザツだ

前回書いたが会社が今度出すアプリの話をしていて上司にお前の仕事は雑だと言われた。
お前はユーザーを考えたモノ作りができてないと言われた。

確かにユーザーよりも自分の将来を考えている、会社が潰れるかどうかを気にしている状態でユーザーを考えた行動ができるような器量人ではないのだ私は。

しかし、会社自体の性格がユーザー優先というよりは、スピード優先で適当でもいいからリリースしようみたいな感じなのであり私にそれを言うのもなんなんだよ、と強く思ったのである。

もう、みんな心がカツカツである。

隣の席の同僚も辞めさせられることになる。

そしてついに、私の隣に座っていた同僚も辞めさせられることとなった。

その日、彼は朝会社に来てすぐに社長室に呼ばれてしばらくして戻ってきた。

いつもどちらかが社長室に呼ばれて戻ってくると、「実は会社を辞めさせられることになりました」、と冗談を言い合っていたのだが今回はやけに顔がスッキリしていた。

どうだった?と聞くと「辞めさせられることになりました」と彼は答えた。

え、ホントウ?と聞くと「ハイ」とのこと。

で、どうやら辞めさせられることはホントウのことであるとわかった。

ついに来たか。

彼は「僕がいなくなったら○○さん(私のこと)超大変になりますよ」と言った。

確かに彼の業務はすべて私に回ってくることになるはずだ・・・

すると、私も社長室に呼ばれた。

私も切られるのかなと思って話を聞くと、どうやら私に会社の内情を教えてくれるようだ。

私と隣の同僚は、どちらを切ろうか迷ったらしいが私には家族があり彼には家族が無いのが決断する要因だったようだ。
首の皮一枚でつながった感じだが結構複雑ではある。

で、会社の資金繰り的に年内はなんとかなるから年は越せるようだ。

そこで、私の転職のリミットも決まった。年内に決めなくてはならない。

まず新入社員2人が辞めていった

今年の4月に入ってきた新入社員の2人が辞めていったというか辞めさせられていった。

2人は若いし結婚もしてないからまあなんとかなるだろうと思いつつ見送る。

私は結構無責任な先輩である、すまん。

システム会社に受かるが

年内に決めなくてはとの焦りからすぐに次の面接を決めた。

会社を早退して、都内のシステム系の会社に面接に出かけた。
雑居ビルの5階くらいのそこまで広くないフロアで、5人くらいの社員がもくもくと作業をする中、パーティションの向こう側で社長と常務と面接をした。

社長は古きよき「会社の社長」という感じで、常務も見るからに「常務」という感じ。

社員をプロジェクトに派遣するタイプの会社で、おそらく私が採用されたらまずはどこかに派遣をされて常駐することになるようだ。

社長と常務二人はいい人のようだが、結果はどうか、受かるかどうか。

で、すぐに結果が来た、結果は合格。
ちょっと意外な結果であった。

しかし給料が下がるのは避けられない。
なので断ることに。

もうひとつの似たような会社

また続けて、似たようなシステム会社へ面接へ行った。
ここも社員をプロジェクトに派遣するタイプの会社だ。

午前だけ会社に出て、いったん家に戻ってからスーツに着替えて田町にある会社まで行った。

結構大きい会社のようで、面接も慣れているようだった。

履歴書には、仕事速いですとか、すぐに覚えますとか、要領がいいです、とか書いていた、面接を担当した大柄な男性は「こうやってわざわざ書いてくるということは、ウソじゃないはず」と言っていたが、「実績がないのがなぁ」とぼやいていた。

たぶんこの会社は合格しても、これまで合格してきた会社同様給料が下がることになりそう。

で、結局この会社も縁がなかった。

たしか、この条件なら取れるけど家族いるからきついよね?というメールがきたように記憶している。

引継ぎ

隣の同僚が辞めることになり、彼の業務であるユーザーサポートと出荷業務の引継ぎ作業がずっと続く。

彼の業務はこんなに大変だったのかとため息が出る。

そして、ついに彼もわが社を去っていった。

最終日は送別ランチでみんなでトンカツを食べに行ったが、雰囲気はお通夜であった。

定時の18時半になると彼は、「では」と言って帰って行った。

引き継ぎきれずに彼は結構いろいろ残していった、飛ぶ鳥あとを結構濁している。
最後までやれよと思うが、もうしょうがない。

さあカウントダウンが始まった。

次回に続く。

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広告開始しました

こんばんは。

当サイトは広告の掲載を開始しました。

ブログを始めた当初は広告を載せるつもりはなかったのですが、年に数千円の維持費がきついです。結構きついです。それを補填するための広告です。

広告を開始するのに前後してサイトの改修も行いました。

WordPress から Hexo に移行

WordPressに特に大きな不満点はなかったのですが、サイトにログインして投稿を作ってそこにつらつらと書いて、保存して、推敲してオッケーだったら公開、みたいな流れがなんか大げさすぎるんではないか?と思い始めたのが理由です。

Vue.jsの日本語ドキュメントの改修に少しだけ参加したときにhexoというNode.jsのブログフレームワークを使ったことがあって、その時にコレ結構いいジャンとなって、いつか使おうとずっと思っていたのです。

ローカルPCで投稿を書いて、$ hexo generate をするだけ、というのが大げさじゃなくていいなと。

で、ずっと機会をうかがっていてこの機会にWordPressを辞めて、hexoに移行しました。

WordPress上で投稿をexportして、Hexo上でhexo-migrator-wordPressを使えばWordPressの一つの投稿を一つのmdファイルとして出力してくれました。

画像のパスとか、サイト内リンクのパスとかは、ずれているので一斉置換とかでなんとかしなけりゃならないのですが、まあ結構便利でした。

移行作業自体は、1日30分くらいの時間を使って1週間で終わりました。

ミニバード(netowl) から firebaseに移行

で、さらにWordPressを辞めるのであればWordPressを動かしているnetowlのミニバードの必要はなくなります。

だから、ホスティングはfirebaseにしました。一定の範囲内(1ヶ月のアップロード総量1GB?で、総ダウンロード量10GB?)であればタダだからです。

netowlのサービスはドメイン管理のためにスタードメインだけ使用することにしました。

firebaseへの移行はドメインの指し先を変更したので1日くらいサイトが見られなくなりましたが、こんな弱小ブログは誰も見てないので全世界的な影響はほぼゼロでした。

うまくやれば指し先の変更でサイトが見られない瞬間を無くすこともできるはずです、なんで1日見られなくなったかというと勢いあまってミニバード(WordPress)の契約を切ってからfirebaseに移行したからです。

いきなり契約切ったらそりゃサイトは見えなくなります。

新旧構成

-
ドメイン管理 スタードメイン スタードメイン
ホスティング ミニバード firebase
フレームワーク WordPress Hexo

ミニバードが年間4000円弱で、スタードメインが1,000円強で計5,000円くらいだったのが、スタードメインとタダのfirebaseになったので年間維持費が1,000円くらいになりました。

やったー。

広告の審査

adsenseの審査は以前仕事でやったとき結構大変だったので身構えていたのですが、adsenseのページに行ってドメイン等を入れたら2,3日後には広告が表示されました。

なんだか拍子抜けです。ブログのドメインが5年以上の歴史があるので簡単に通ったのでしょうか、なぞです。

これから

当面の目標は年間維持費の1,000円をまかなえるように頑張ります。
月に100円くらい入ってくれば軽く越せるので楽勝かなとも思いますが、adsenseはたしか5,000円だから8,000円の支払いが貯まらないと入金されないはずなので油断はできません。

あけおめ

こんばんは。

あけましておめでとうございます。

もうすぐ転職から4年ほど経ちます。

転職のときにつらかったこととかを誰かに伝えたい!と思って書き始めた 転職大変記 ですが1年以上更新が止まっています。
ごめんなさい。

もう記憶があいまいになってきて、ほとんど覚えてませんがなんとか今年中に終わらせます。

今年もよろしくお願いします。