9:25
出勤のために乗った電車の乗客が少ない。
お盆は毎年乗客数が2/3くらいになる。
いつも乗っている人たちは今何をやっているのだろうか。
20:50
つつじヶ丘の書原で本の雑誌9月号と世界(岩波書店)の8月号を買う。
雑誌2冊で1815円なり。
世界の8月号はヤフオクかメルカリで買うしかないかと思っていたが思っていたより早く手に入った。
会社に行くために駅に行く途中の銀行に入ったが、用があるのは駅の改札横にある銀行のATMであることに気づく。
というのを今日もやってしまう。
昨日に続いてATM間違える事件。
本の雑誌2023年2月号を読んでいると、山本貴光が2022年の10月に購入した本が274冊で、73万6051円とのこと。
私が去年本に使ったお金はせいぜい3万程度なので月にすると2500円ほどである。
私が月に本に遣う額の294倍である。
「この月は、本の印税をそのまま本に換えてしまった」と書いてあったので、いつもの月にこれだけ買っているのではなさそうだがすごい額だ。
彼はマルジナリアの専門家か何かと思っていたが、東京工業大学の先生もやっているみたい。
むむ。
何冊かプログラミング関係の本も書いているみたいで気になる。
神泉駅の改札を出て階段を降りると、階段の踊り場的な広くなったところに青年が寝ころんでいた。
隣にはタバコの箱などが置いてある。
たぶん酔い潰れてここで横になって今に至るのだろう。
いびきの音がした、生きていた。
全身まっくろのおじさんが、電車に乗ってきたところ車内がエナジードリンクの匂いで満たされた。
おじさんはゴクゴクとエナジードリンクを飲むと盛大にげっぷをした。
車内のエナジードリンクの匂いが濃くなった。
なんてことを目の前でちびちびとエナジードリンクを飲んでいるおっさんを見ながら考えた。
オンラインでの打ち合わせ中に取引先から台湾有事という言葉が出た。
うーん。
弁当のおかずが足りないため、会社の近くのまいばすけっとできんぴらごぼうを買った。
100円ちょっと。
20年前の私が今の私のお昼のお弁当を見たらびっくりするだろうな。
帰りに京王線の特急に乗ったら混んでいた。
周りの老若男女がスマホで何をやっているのかを観察する。
目の前の女性はポケモンGo、まだやってる人がいるのか。
右側の女性は馬娘、初めて馬娘を見た。
左の男性は、あ、この人もポケモンGo。
遠くのおっさんは数独、昨日のおっさんも数独だった。
死ぬほどスマホゲームはあるだろうにみんな似たようなのをやっている。
もっとこちらを楽しませてほしい。
今日は少し涼しかったので駒場東大前で降りた。
古本屋で『世界の辺境とハードボイルド室町時代』(高野秀行,清水克行/集英社)と『武漢日記 封鎖下60日の魂の記録』(方方/河出書房新社)を買う。
500円と300円で計800円也。
この古本屋の名前がなかなか覚えられない、入口にも特に看板が出ていない。
今日は袋をもらったのでそこに名前が書いてあった、河野書店だ。
会社まで歩いていると私の後ろを歩いている男女の会話が聞こえてきた。
女「鎌倉行きたいんですよね~でも行く人がいないんです」
男「行けるよ、俺と」
女「小町通り行きたいんですよ」
男「俺よくわからない」
女「鶴岡八幡宮の~」
男「いやよくわからない、説明がよくわからない」
と言っていきなりおそらく同僚と思われる男性たちがいかにアホで使えないか、そして彼らがいかに説明が下手なのかを説明し始めた。
ふたりの関係は会社の同僚で、かつ付き合っているのか、付き合う直前なのか、そんな感じの雰囲気を漂わせていたが、ふたりはたぶん鎌倉へは行けない。
会社の同僚がマイナンバーカードを取得したと言っていた。
意味あるんですか?と聞いたら「保険証は顔写真が付いてないから、保険料を払っていない外国人が他人の保険証を使って医療機関を受診すると俺らの払った保険料が使われるけど、マイナンバーカードは写真が付いてるから大丈夫」みたいなことを言った。
外国人も日本国内に居住していれば保険料を払っているだろうし、なんつーひどい言い方。
ちゃんと反論しておくべきだった。
会社のPCの調子がおかしくなる。
Windows Updateが失敗し、画面がチカチカしている。
何回か再起動させてある程度は回復したがまだ調子が悪い。
3月に買った新しいPCなのだがなんでこんなにトラブル続きか。
通勤時間で何が一番イヤかと言うと、帰りの明大前での乗り換えである。
井の頭線の下りホームを降りてからの上り階段が混むのだ。
そこにいる人たちの半数はスマホ見ながら進んでるのでカメの歩みとなる。
これを「明大前の罰ゲーム」と言う。
帰りの電車で『本の雑誌』の2022年の12月号を読み終わった。
江部拓弥の「東京ロシアンルーレット」と宮田珠己の連載が終わってしまった。
江部拓弥という人が何をしている人なのかよく知らないのだがとにかく先が気になる感じの連載だった。
すぐに復帰してくれないだろうか。
会社に行く前に駅の銀行のATMでお金を下ろす。
ATMに並んでるときの何とも言えない緊張感が嫌いだ。
競馬場の馬券の払い戻しの列に漂う緊張感とも違う。
列に並んでいるとソワソワするのだ。
取引先とのオンラインの打ち合わせ。
前にもここで書いたが、相手側にマシンガントークをする営業担当の若いニーチャンがいる。
今日は彼のマシンガントークが聴けた。
イライラしたが得した気分。
彼は一つの文章が非常に長いことがわかった。
彼のしゃべる内容はこんな感じ。
「私の調査によると、アップルはりんごのことなのですが、今回の案件においてアップルはリンゴであるということが調査の一つの結果であると、つまりそういうことが判明したのだと、まあ、そういうことなのであります、はい」
みたいな感じだ。
内容に対して説明が10倍くらいある。
私も「彼のように話す」技術を身につけたい。
電車の中でずっと小銭を数えている青年風おじさんがいた。
小銭を数えて、小銭入れに入れて、それをまた出して数えてを繰り返している。
チャリチャリという小銭の音が車内に響く。