9:20
駒場東大前で降りる。
久々に河野書店で本を買う。
橋本健二の『アンダークラス 新たな下層階級の出現』。
山野良一の『子どもの最貧国・日本』。
長谷川卓の『もののふ戦記: 小者・半助の戦い』。
百円コーナーで買ったので300円也。
全部新品で買ったら2500円ほどするが、書き込みなどがあるため安くなっていた。
先週から自転車出勤を再開した。
週1回で月4回が目標。
自転車で行っても交通費は支給されるので、1往復で400円ほど浮くことになる。
1往復で4000円くらいであればやる気になるが、400円か。
自転車通勤での事故リスクを考えると信じられないくらい安い。
出来る限り安全な道を行く、を基本方針としているので往復の道中はつまらない。
何か事件が起きないかなと思うが、自転車走行中に起きる事件というのは事故である。
何事もなく平凡なのがいい。
つまらない。
淡島通りにはLUUPの電動キックボードが多い。
一回くらい乗ってみたいが、いくらだろうか。
家に帰って調べてみると基本料金が50円で、1分あたり15円取られるので10分で200円。
私が家から会社まで乗るとすると1時間くらいだから片道で950円かかる。
ということは往復で1900円ということになる。
私がLUUPで会社まで行ったとすると往復2000円くらいの交通費をもらわないといけないということであり、つまり私はLUUPで行くフリして実際はチャリンコで会社に行けば1日ごとに2000円がチャリンと入ってくる。
そいで、20日自転車で会社に行けば交通費は40,000円ということになる。
もうLUUPで行くしかない、いやLUUPで行ったら金取られるから自転車で行くしかない。
今日も明大前の渋谷方面ホームに出るエスカレーターの降り口で人が多くて怖かった。
明日からは階段経由でホームに出た方がいいか。
帰りに明大前で降りてダイソーに行く。
明大前の駅ビルに啓文堂があったはずだが、ちらりと見た感じでは看板がなかった。
つぶれたのだろうか。
駅で降りて駅の改札前にあるドラッグストアに入る。
レジでの会計をしてくれた店員が「ありがとうございます」と言ったときの角度の深さにおどろく。
ちょっとやりすぎではないか。
明大前の啓文堂を調べると今年の1月に閉店したとのこと。
つつじヶ丘は書原が潰れて啓文堂が残ったが明大前は啓文堂もつぶれてしまったということか。
諸行無常。
明大前で井の頭線に乗り換える。
新宿行きホームから井の頭線の渋谷行きホームに直通しているエスカレーターが危ない。
エスカレーターを使う人が多いのに加え、歩いて降りる人もいるのでエスカレーターの降り口に人が溜まり非常に危ない。
出るところに人が溜まっているのに上からトコロテンのように歩いて降りてくのは止めてくれ。
風が強いからなのか、会社の中にも隙間風が吹いている。
そのせいで会社の中が寒い。
暖房をガンガンつけたいが役員に怒られるのでそれもできない。
駅を降りると書原がない。
書原が無くなってもう1か月以上経った。
私はまだ「本の雑誌」の今月号が買えていない。
どこで買えばいいのだ。
駒場東大前で降りて会社まで歩く。
ここから会社までの道は大体全部制覇してしまったので面白くなくなってきた。
今度はどこの駅で降りようか。
会社からの帰り、電車の中で『おばあさん』(獅子文六)を読み終わる。
早く読み終わりたかったが結構かかった。
1941年の東京を舞台にした話で、どんどん戦争の色が濃くなっていく感じに気が滅入る。
頼りなかった孫の丸子、三男の三平、丸子の結婚相手の恒夫などが「戦争」によってたくましくなる、みたいな描写にさらに気が滅入る。
1942年から1944年にかけて連載された作品だからしょうがないのか。
『悦ちゃん』の快活な感じはゼロ。
私が読んだのは2017年の朝日文庫版で本のカバーの裏表紙には「昭和初頭の家族をユーモア満点に描いた痛快小説。」とある
いやまったく違うよ。
『悦ちゃん』がちくま文庫だったので、これもちくま文庫だと思っていたが朝日文庫だった。